コロナ一人旅日記

表題には日記とありますが帰宅した今書いてます

 

持っていったもの

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インナーシャツ×2

ヒートテック的な暖かい長袖×1

登山用のシャツ×2

ゴアテックスのマウンテンパーカー×1

登山用の丈夫なズボン×1

登山用タイツ×1

スウェット×1

ライトダウン×1

靴下×2

下着×2

速乾性のタオル×1

手袋×1

ユニクロのマスク×2

 

エストポーチ×1

エコバック×1

ビニール袋×2

ジップロック×2

 

歯ブラシ×1

シャンプー×1

コンタクト液×1

メガネ×1

風邪薬×1

体温計×1

ポケットティッシュ×3

折り畳み傘×1

モバイルバッテリー×1

 

メインの財布・・・免許証、学生証、クレジットカード1、現金2万

サブの財布・・・保険証、クレジットカード2、現金5万

ジップロック・・・現金3万

 

服装は過不足を感じなかった

歯ブラシシャンプーは宿に備え付けてあるのでいらなかった

財布を分割してるのは盗難・紛失をケアするため

 

 

 

カバンは画像左のでかいリュック(確か40ℓ)

体感右の普段使いのリュックでも行けそうだった

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事前に決めていたこと

・四国に行きたい

社会人になってからだと行きにくそうだったから

・予算10万くらいで行けるところまで行きたい

厳密には決めてなかったけどこれとは別に卒業旅行へ行く可能性を踏まえてある程度貯金を残しておきたかった

・食事に妥協しない

学が無いので寺とか見ても感じるものが少ない

その分味覚で土地をたのしもう

・先の予定は固めない

体調不良の兆しが見えたら即撤収するため

社会情勢的にホテルが取れないことが無かったけど普通の旅行だったら宿だけでも決めておいたほうが良いかも

 

1月25日 出発前日

 

退路を断つために京都行の切符を購入

初手で中学の修学旅行で訪れた土地にもう一度行くのは趣深いような気がする

京都の宿はめっっちゃ高いイメージがあったので一切の値段を調べずネカフェに泊まるつもりでいた

湯豆腐と茶菓子が食べられればそれ以外は何でもよかったので四国までのルートを考える

徳島に行くための道は兵庫・淡路島ルートと和歌山ルートの2択

梅干しが好きなので後者を選択

これまた退路を断つためにフェリー港からそう遠くない3500円くらいの宿を予約

ラーメン屋の開店時間である11時に標準を合わせて電車を調べて寝た

 

1月26日 1日目 京都

一切余裕のない乗り換え構築をしていたので京都駅で写真を撮るまでもなく疫病始祖ドレイクにお勧めされたラーメン荘・地球規模で考えろに到着

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京都のラーメンということで青いネギがどっしりと乗ったしょうゆラーメンを想像していたがまさかの二郎系

開幕から和のかけらもない肉油をむさぼることになった

油油している見た目に反してスープはあさっりとした醤油味

かろうじて京都要素となっている七味唐辛子が程よいアクセントとなっており、あっという間に完食

今まで食べてきた二郎系の中で一番好みの味だった

 

ラーメン屋の最寄り駅「伏見」と聞いて真っ先に連想したのが伏見稲荷なんちゃらのたくさん並んでいる赤い鳥居だった

NAVITAIMEによると電車で10分少々とのことだったが短縮営業夜飯に合わせておなかをすかせないといけなかったため歩いて移動することに

碁盤のように整った経路を歩むこと1時間

伏見稲荷大社に到着した

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赤い鳥居が無限に続いている

 

伏見稲荷のことを何も知らないまま鳥居を辿り歩き続けること30分

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知らんうちに稲荷山とやらの登頂に成功していた

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歩かされた割には盛り上がりに欠ける地味な山頂だった

大抵の人はわざわざ山頂まで歩かずに近場の鳥居をインスタにあげて離れていくことを後から知った

 

山から下りて時刻は13時30分

京都に来てから歩きっぱなしである

大した標高ではないといえ山は山

登山ガチ勢みたいな服装に合わせ見栄を張ってハイペースで登っていたこともあり、体中汗でベトベト状態

30分歩いて昭和を感じるこじんまりとした銭湯についた

が、引き戸の張り紙を見ると営業時間は17時~22時とのこと

さらに30分歩いて大きめのスーパー銭湯にたどり着いた

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京都の銭湯といえど抹茶牛乳は置いてなかった

 

ここから湯豆腐の待っている京都駅までは歩いて40分ほどの距離

さすがに初日から全力歩行して体調不良即帰宅コンボはしょうもないので電車で移動

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中学の時の記憶が舞い戻ってきた

 

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見覚えはないけど見覚えのある風景も見つかった

十中八九strawmwn₋cgがリツイートしたプレゼント企画でしょう

 

夕飯までまだ時間があったのでスタバに寄って作戦会議

ここで京都のネカフェはバカ高いことを知った

2500円払って扉の無い予備校の自習席のような場所しか取れない

電車で数駅離れても値段は変わらず

祈るような気持ちでドミトリーを調べると残り1名分だけ空いているところを発見

電車で2駅しか離れていない上に価格も1400円と格安

何とか生き延びることができた

 

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足も頭も疲れたところで夜ご飯

駅ビル上の豆腐料理専門店に来た

本当は由緒正しき老舗店へ行きたかったがほとんどのお店が休業していた

日本酒 冷ややっこ 湯豆腐 あられ揚げ出し豆腐

豆腐が好き、というよりかポン酢と薬味が最高に好きだったので京都に来たら湯豆腐を食べようとGP3rdの時から決めていた

市販品では考えられない主張の強さを誇る濃厚豆腐を飾らないシンプルな味付けで楽しむ

ただの豆腐では満足できない体になってしまった

ちなみに今回は国内旅行ということで地酒がたびたび出てきますが、適当にお勧めしてもらったモノなので名前を一切覚えていません

 

食事を終えると外では小雨がパラパラと降っていた

もともと雨具を着ているようなものなので気にせず宿へ

価格の割に整った施設だった

www.utsuwa-004.jp

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初日特有の疲れもあり、騒ぎ立てる外国人もいなかったため速攻で就寝

明日のことは明日考えることにした

 

1月27日 2日目 京都→和歌山

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清々しい日だよな外は 鳥は歌い 花は咲き乱れている

 

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8時に宿を出てとことこ歩くこと1時間、清水寺に到着

お経に合わせて数珠を揺らすじいさんばあさんがちらほら見えるものの純粋な観光客は私しかいなかった

京都といえば茶

朝食もまだだったので甘味処をgoogleで探し歩き回るが休業中or11時開店ばかり

 お土産屋さんもほとんど開いていない中、七味唐辛子屋さんが開いていたので入ってみる

オリジナルの配合を作れるらしいが失敗すると痛い目にあいそうだったので普通の七味を普通に購入した

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鬼滅の刃コスプレプラン | 京町家・小宿 nao炬乃座(なおこのざ) | 京都の町家を一棟貸切宿泊

着物の町・京都では至る所で鬼とのコラボが謳われていた

 

清水寺から京都駅までは徒歩で50分くらい

空腹で力が出なかったため路線バスを選択

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京都らしい食事を考えるよりも先に足がラーメン街に入っていた

比較的ラーメンの充実している町田だが台湾混ぜそばは食べれないので貴重

食後に右の店を見たら京都ラーメン専門店で少しだけ後悔した

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それはそうとして念願のお茶屋さんにたどり着く

濃味は高級の証

Wで抹茶にするのではなくほうじ茶ゼリーにしても良かった

 

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15時 和歌山着

とりあえずホテルに入ろうとgoogleマップを開くが宿の最寄は和歌山駅ではなく和歌山市駅であることが判明

そんなに遠くなかったので何とかなった

 

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別に行こうと算段を立てていたわけではない

たまたまTLに流れてきた酒屋が和歌山の店だった

たまたま立地が宿から徒歩で迎える範囲だった

高垣のために都会から出てきたオタクだと思われるのもしゃくなので「このキャラクターってご当地のなんかですか?」と店員さんに尋ねたら手厚い説明を受けてしまった

 

梅干し屋さんが開いていなかったため宿に戻って作戦会議

とりあえず徳島の宿をとる

取った直後徳島駅は渦潮で有名な鳴門からまあまあ離れており昼到着から向かうことは厳しいことを知った

香川2DAYまでは何となく決めていたがその先のことは未定

食べたいものに目星をつけながらルートを選定していく中しまなみ海道のサイクリングがおすすめとのアドバイス

実は出発前にも同じアドバイスを受けていたが愛媛で食べたいものが無かったので検索を後回しにしていた案だ

 

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先の予定に色が付き始めたところで本日の夕飯

和歌山ラーメンは醤油ベースのとんこつ醤油味で上に和歌山の象徴ともいえる梅肉が乗っている

価格なんと600円

町田でとんこつ醤油といったらギトギトの家系が出てくるのであっさりとしたスープが新鮮だった

明日の予定は9時に梅干し屋に寄り電車で港まで移動して10時20分のフェリーに乗る

徳島での予定はフェリーの中で考えることにした

 

1月28日 3日目 和歌山→徳島

 今回のホテルは朝食付き

 

お腹いっぱい!カレー・うどんを含む無料朝食軽バイキング(*≧∀≦*)

 

と、聞いていたが新型コロナウィルス感染の拡大を受け、衛生管理の一環としまして当面の間朝食ビュッフェを控えさせていただき、プレート形式にて、ご朝食をご提供させていただきますとのこと

小学校の修学旅行を彷彿とさせるクソザコ朝食が現れた

味のないウィンナーと謎野菜和えを味噌汁で流し込み何とか完食

最もテンションの低い1日の始まりだった

 

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 偶然遭遇した和歌山城

和歌山でのミッションを梅干し以外に考えていなかったのだが意外と近場に名所があった

9時ピッタリに梅干し屋到着

甘いのとしょっぱいのを1つずつ家に送った

バスに揺られること20分

予定より早くフェリー乗り場に着いたので海岸に石を投げて遊んでた

 

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 2時間かけて徳島に到着

混雑してると噂されている海鮮料理屋さんへダッシュで向かう

 

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店には私しか客がいなかった

海鮮踊り焼きセットランチで3000円

新鮮な海の幸に柑橘醤油

身の詰まったデケェエビが特に美味しかった

残念なことにオススメされたすだち酒は微妙だった

 

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 駅行きのバスまで30分以上あるので海岸をフラフラ

砂浜はなく釣り場ばかりだったので何もせずバス乗り場へと撤収した

バスに着くと旅の疲れか酒の疲れか寝落ちてしまった

終点の徳島駅で降りれば大丈夫…だったのだが、周りの人が降りている雰囲気を感じとり寝ぼけたまま途中下車

鳥取大学前に到着してしまった

降りてしまったものは仕方ないので現在地からホテルまでの経路を検索しようとするのだが…手元に携帯がない

そういえばワイヤレスイヤホンからも何の音楽が流れていない

全てを察し、道路案内標識を頼りに駅まで全力疾走した

幸にして駅までの距離は徒歩で20分かからない程度

バスが折り返しで発車するまでに何とか間に合いスマホを回収できた

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とんでもなく疲れたがホテルに行くと即寝してしまう恐れがあったので魔界のお土産屋さんへ直行

最初は写真くらいのお土産量でいいか、と考えていたが、送料が1000円以上かかると聞き四国分の土産をまとめて購入することに決めた

結果、お会計は10000を超えた

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でよの頂上はロープウェイと繋がっている

頂上で梅干し屋さんで買ったジュースを飲みながら夕焼けを眺めていた

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どうやら徳島という土地ではufotableが街おこしに関わっているらしい

阿波踊りを踊っている炭治郎の姿は見えなかったが、時間の問題だろう

 

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昼に贅沢したら夜は質素に

豚骨・鶏ガラベースの強烈なダシにこれまた主張の強いたまり醤油がブレンドされている

チャーシューの代わりに甘辛く煮つけた豚バラ肉を乗せるのが特徴らしい

昨日のあっさり醤油とは打って変わってそれはそれは濃い味付けだが嫌な濃さでは無い

人目を気にせずご飯をスープにぶち込みたかった

帰りがけに焼き鳥を4本購入

都内でよく見る屋台の焼き鳥は150円くらいする

故に100円の焼き鳥に期待などしていなかったがコレが驚くほどに美味しい

味付けは特段変わったところがないのだが、肉が桁違いに濃厚で噛めば噛むほど旨みが滲み出てくる

高級な物は大体濃厚なのでとても良い肉だったのだろう

食べ歩いてるところを写真撮ろうとしたらスマホがベタベタになった

 

徳島の名所は鳴門の渦潮しか知らない

鳴門は香川とは真逆の方向

うずしおを見ようとすれば移動だけで1日が潰れてしまう

明日は早々に徳島を離れて1日香川を冒険することに決めた

ちなみに明日は私の誕生日

夕飯に贅沢することを決め眠りについた

 

1月29日 4日目 徳島→香川

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香川のうどん屋は大体6時から空いているらしい

ほぼ始発電車に乗り8時過ぎには香川の高松へと到着した

本日の予定は自転車をレンタルして海沿いをフラフラする

具体的なルートは一切考えてなかった

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香川とうどんは切り離せない

駅からチャリで20分

うどんバカ一代というオススメ香川うどんにほぼ必ずランクインする名店に来た

幸にして空いていたが壁中にびっしりと並べられた著名人のサインを見て普段の人気ぶりが察せられた

目玉メニューはある種邪道とも言える釜玉バターうどん

もちもちの麺にバター醤油と胡椒のアクセント

コレが、うまい

味付けとしては異色だがメインのうどんの力強さが際立っていた

 

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自転車を漕ぐこと30分

庭園チックな公園に着いた

鴨先生を眺めながら縁側でのんびりとお茶菓子と団子を食べたかったがお店が営業休止中

軽くお土産を見繕って海に出ることにした

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どう見ても夏

景色の良い海沿いを自転車で駆け回るのは最高に楽しかったが港風が尋常じゃない強さで吹き付けてきたため常に寒くて寒くて仕方がなかった

本当は木々を抜けて長崎の鼻と呼ばれる岩場まで辿り着いたのだが風が強すぎたため撮影を断念

代わりに飼い猫かと思わせるほどの美猫に出会えた

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本当は長崎の鼻のすぐそばにスーパー銭湯があるのだが休業中

1時間かけて別の銭湯へと向かった

目的は汗を流すためではなく体を温めるためだ

 

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お土産を見繕いホテルへ

そしてお待ちかねの夕食

魚のキモが好物なのでカワハギを食べられるちょい高めの店に入った

カワハギの身でキモを包みポン酢に潜らせる

引き締まった白身にキモの濃厚な旨みが重なり無限に知らん酒が進んだ

写真は無いがカワハギのアラで出汁を取ったにゅうめんも頂いた

刺身も好きだが一番好きな魚の調理方法は焼き

オススメの焼き魚ということで穴子の白焼きも食べた

ふっくらとした白身、たっぷりの脂、カリカリの皮、塩、山葵、山椒、全てが神がかっていた

酒も食もまだいけると判断して高知の酒と酢牡蠣を注文

酸味の中にミョウガと七味が程よいアクセントとなる

高速で食べ終えてしまった

価格は自分で支払った食費の中で最高額を叩き出したが好きな食べ物に囲まれる素敵な誕生日を過ごせた

 

明日の予定は旅に出る前から決めていた地である

フェリーは一本流すと大幅なロスタイムを生んでしまうので余裕を持って床に就き刺さった

 

1月30日 5日目 香川 小豆島(しょうどしま)

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離島に行くことは旅を始まる前から決めていた

出発直前に遊んでいた「ぬきたし」というゲームの舞台が離島だったからだ

朝うどんをたしなもうとしたがあいにくの定休日

菓子パン片手にフェリーに乗り込んだ

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今日も今日とてサイクリング

潮風も心地よく車通りも少ない

海とオリーブが作る景色がとにかく美しい

大声で歌いながら走っていたら昼飯候補だったピザ屋を通り過ぎてしまった

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代案のボンゴレ

小豆島の名産はオリーブと醤油

オリーブオイルの違いは正直わからんかった

美味しかったので良し

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フェリー乗り場に思ったよりも早く着いたので小休止

白いのがしょうゆなんちゃら味で濃いのがジンジャーチャイ

チャリ漕いでる間は気にならなかったけど止まると寒かった

 

夜ご飯までは時間がある

連日の疲れをとるためにご当地お菓子ご当地ドリンクを嗜みながら部屋でくつろいでいた

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夜ご飯はホテルの隣にあった大衆居酒屋

ビール ホルモン鍋うどん 豚トロネギポン酢

人間油無しには生きられない

塩辛い味付けがビールによく合った

香川要素薄いけど欲望のまま好きなもの食べるのも良い

帰りがけにコンビニでご当地お菓子を追い購入

このころから夜食としてお土産品を貪る楽しさに気づいた

 

明日は移動するだけの休憩日

チェックアウトには間に合うよう9時にタイマーをかけ就寝した

 

1月31日 6日目 香川→愛媛 

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香川といえばうどんなのだがここまでシンプルなうどんを食べていない

うどん屋の開店は11時、チェックアウトは10時

空き時間をカラオケで潰し、昔ながらのうどん屋さんに入った

値段を忘れたけどとにかく安くておいしい

前日に油しか食べていなかったのでトッピングのショウガが胃にしみた

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新幹線で2時間程度の距離をケチって普通電車4時間コースを選んだ

旅のお供として選んだお菓子

この日から甘酒とかりんとうがあれば最優先で購入するようになった

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タオルの町・今治に到着

駅はまあまあ巨大だが交通系ICカード非対応だったためSuicaの利用が一時停止された

ホテルの宿泊サービスとしてタオルを貰う

魚介祭りの生活を送っていたこともあり夕飯は焼き肉を食べる予定

しかし、焼き肉店どころかほとんどのお店がコロナだったり最終日曜日が定休日だったりで休業中

30分以上歩き回りかろうじて開いていたビックボーイに駆け込んだ

チェーン店ではあるが肉という要望は満たしてくれたので良し

 

 

明日はついに70Km越えのサイクリング

本当は大きいリュックをホテルへ郵送するサービスのお世話になる予定だったが、サブとして持って行ったウエストポーチが腰に装備できない事件が発生

太ったというよりは高校の時の代物を使おうとすることに無理があった

手ぶらだと服の着脱に自由が利かなくなるため泣く泣くリュックを背負いながら走ることに

どこまでいけるかわからんがとりあえず早寝で体力を稼ぐことにした

 

2月1日 7日目 愛媛→広島

 

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朝8時自転車屋に開店凸

天候は曇り

午後は少し降るかもしれないとのこと

1時間自転車を漕いで進める距離は10㎞前後

若い男性なら6時間くらいで走破できるらしい

 

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尾道駅に着いたのは14時半ごろ

30分の休憩を2度挟んでいるのでおおむね時間通りの到着となった

走行中は悪天候に飲まれる前にホテルにたどり着くことしか考えていなかったので出会いもなければ写真も少ない

結果論だがもう少しのんびりしていても良かった

宿のチェックインまで時間があったので団子を食みながらのんびり海を眺めてた

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広島のグルメと聞かれたらお好み焼きと牡蠣が真っ先に挙げられるだろう

が、団子屋さんを探す過程でお洒落なお店を発見

気付いた時にはピザ以外のことを考えられなくなってしまった

注文は本日のおすすめセットと自家製レモネード

レモンビールも気になったが自家製の魔力には勝てなかった

ピザが焼きあがるまでお洒落な前菜をいただく

肉厚ソーセージの肉汁で舌をやけどした

そして待ちに待ったピザとご対面

事前に「ピザの好みとかありますか?」と聞かれたので「トマトベースでお願いします」と答えておいた

運ばれてきたピザはナスとアンチョビのマルゲリータ

私的野菜ランキング1位であるトマトと2位であるナスのコラボ

興奮しすぎて写真には己の人差し指しか映っていなかった

モチもちとした生地とちりばめられたプチトマトのみずみずしさが素晴らしい

「レモスコ」と呼ばれる広島レモンを用いたすっぱからいホットソースがこれまたアンチョビに合う

写真の出来以外は大満足であった

 

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本日の夜食(かむかむレモンはサイクリングの余り)

一緒にレモンビールも飲んでいたのだが開封するときにブシャッツとしてしまったので写真には写っていない

旅の最終地点を鳥取に定めルートを選定してゆく

明日は日中散歩するだけ

広島らしい食べ物が食べれそうな店に目星をつけ眠りについた

 

2月2日 8日目 広島 尾道探索

 

朝食のバイキングに合わせ9時頃に起きた気がする

 今度は真っ当なバイキング

カレーもある

鯖の塩焼きとゆで卵を買い占めた

 

14時ごろに駅前でラーメンを食べることを見据えて11時にホテルを出る

大きなリュックはお留守番

巻き付かないウエストポーチをクラッチバックのようにして歩き始めた

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尾道観光についてこのような助言を頂いている

地図アプリによるとロプウェーまでの道のりは徒歩40分

次第に遠ざかっていく市街地を見下ろしながら坂を登っていった

この時点で気づくべきだった

尾道は女子旅人気が高く世界的に著名な旅行雑誌のオススメスポットランキングで上位に食い込んだことのある観光地

そんな土地でロープウェイに乗るために坂を登るという苦行を課せられているという違和感に

40分後、到着したロープウェイは登り駅ではなく下り駅だった

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登ってしまったものは仕方がない

お金の節約をしたと開き直って写真を撮っていく

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方角は合っている

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木が邪魔

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もう一声!

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完璧

 

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下りだけ機械の力を借りるのも癪なので下れそうな道を適当に降りて行った

尾道は猫が多い

山頂付近では見当たらなかったが無事エンカできた

人工的なネコにも会えた

 

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お昼ご飯は尾道ラーメン

一目でわかるコッテリ感

スープは鶏ガラベースに瀬戸内の小魚から取った出汁がブレンドされている

 甘めに味付けされた背脂の主張が激しい

スープに浮かぶ特徴的な脂の塊は確かに関東ラーメンでは見られない

二郎系には無いコクの強さがとにかく美味しかった

間違いなく旅のベストラーメンである

 

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ホテルの清掃終了時刻が15時

少し時間に余裕があるのでお洒落なコンテナに寄った

ご当地のお菓子はやはり良い

潮風にあたりながら優雅なひと時を過ごした

 

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夜ご飯はお好み焼きをひっくり返す予定だった

暇な時間に素振りもした

が、個人経営のお店はweb上でこそ営業中になっているが実際は休業している店ばかり

そもそも観光街である尾道は火曜水曜を定休日としているお店が多い

5件ほどお店を回ったがお好み焼きにはありつけなかった

 

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また夕飯がチェーン店になるのは嫌だ

灯がついていた居酒屋にとりあえず入る

注文したのは鰆のたたきとメバルの塩焼き

程よく脂の乗った鰆にはさっぱりとした薬味がよく合う

メバルは普通だった

食べたいものが食べられず値段もまあまあ張ったため少しショックを受けた

実は鰆は広島でも取れるが次の目的地である岡山でこそ特産品とされている魚だった

足りないお腹を満たす為にごつ盛りの購入を検討していたが帰り道に空いているラーメン屋兼焼肉屋を発見

昼のラーメンが忘れられなかったので飛びついた

脂にはお昼ほどの力強さを感じられなかったが、まあまあ美味しかった

帰りがけに買った檸檬かりんとうがめちゃくちゃ美味しかったので心地よく眠りにつけた 

 

2月3日 9日目 広島→岡山

昨日と同じく朝はバイキングから始まる

いくつか料理が変わっているなか両日中身の変わらない朝おでんが存在感を放っていた

 広島ではおでんも有名なのだろうか

普通に美味しかった

 

岡山は和歌山と同じく特に観光したい場所がない

故に今日もランチ後に移動する算段を立てた

行きたいお店は11時30分開店

チェックアウトは10時

海岸を散歩していたら出来たて新品のデカイ建物を発見

どうやら1年前に建設されたばかりの市庁舎らしい

何食わぬ顔で中に入り喫茶店エスプレッソを頂いた

 

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生牡蠣 焼牡蠣 カキフライ

誕生日に酢牡蠣を頼んだ事からもわかるように私は牡蠣に目がない

この為の広島旅だった

酢牡蠣は味付けがとにかく美味しかった

対して生牡蠣焼牡蠣は牡蠣そのものの味が桁違いに濃厚だった

幸せ

定食のカキフライも身がプリプリして美味しい

広島に来て良かった

 

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電車まで微妙に時間があったのでジンジャーレモネード

とても美味しいのでコメダ珈琲でも販売して欲しい

電車用のお菓子として生もみじ饅頭と檸檬かりんとうを買い足した

 

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岡山散歩

写真は城周りだから自然に溢れて見えるけど駅近くはめちゃくちゃな都会だった

都会の宿は安い

2000円で鍵付きの穴倉を確保

夜ご飯までの空き時間をきびだんごと共に過ごす

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ホルモンうどん そずりねぎポン酢 瀬戸内レモンハイ

ホルモンうどんは岡山B級グルメとして有名らしい

このうどんとお好み焼きを同時に楽しめる店に行く予定だったのだがあいにくの休業だった

大好きなホルモンをモリモリ食べれたので良しとする

明日は鳥取

ついに最終目的地である

2500円の宿なので隣のいびきがうるさい

頑張って眠りにつく

 

2月3日 10日目 岡山→鳥取

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寒い…

ここは鳥取の山間部

連日写真だけなら夏の様な場所にいたはずなのに突然雪の降る街に放り出された

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駅の方はマシな感じ

砂丘までは歩きだと結構な距離

バスを使おう

ちなみに鳥取に来たかった理由は旅出発直前にこの動画を見たから

www.youtube.com

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終着点鳥取砂丘

風が強すぎて写真撮影すら困難

ラクダも歩けないレベルの悪天候

ただ、ろくに足跡の付いてない鳥取砂丘というのは逆にレアなのかもしれない

ウッキウキで砂踏みつけてたけどバス停付近戻ったら靴も靴下もリュックも髪の毛もじゃりじゃりしてて真顔になった

 

鳥取カニが有名らしい

カニ料理は駅前でまっとうに食べようとすると万単位で金をとられる

食に妥協しないとは言ったものの学生ゆえの限度というものが存在する

リーズナブルなカニを求め港の方へ

バスが45分待ちだったので行ける範囲のバス停まで歩いた

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カニ三昧セットが品切れだったためカニの乗った海鮮丼

写真には写ってないけどカニみそもある

カニの質自体はそんなに変わらん気がする

ガチなやつは出世した時のお楽しみとしておこう

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鳥取県知事の「鳥取にスタバは無いが砂場がある」というギャグから生まれたすなば珈琲

温かい飲み物にガムシロップが付くことあるのか

夜食としてあまり心に響くお菓子が無かったので梨ジュースとファミマのかりんとうを購入した

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夜ご飯は牛骨ラーメン

鳥取の名を冠するほどではないが地元民は牛骨を推してるらしい

学生は大盛り無料と聞いていたのだが県外の学生は対象外だったらしく泣いた

 

明日は帰宅するだけなのだが、20時以降でないと家の鍵が開いていない

行きたいところなど特にないがうまいこと時間をつぶしながら帰らなくてはならない

経由地である姫路・大阪の情報を集めていたら自然と寝落ちていた最終夜であった

 

2月4日 11日目 鳥取→兵庫→大阪→帰宅

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鳥取を出発して2時間

兵庫は姫路についた

特段興味があるわけではないが恒例行事として城を見に行く

これまでの城と比べて段違いにデカい

なんなら子分まで引き連れている

もう少し近づいても良かったが時刻は12時半

朝から何も食べていない

食欲にはかなわず撤退した

 

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昼ご飯はカツ飯とやら

とんかつにソースがかかっているのかと思いきや牛カツにデミグラスがかかっていた

味はまあ普通

牛カツが普及しないのは火加減が難しいんだろうなぁと硬めの肉をほおばりながら思った

 

その後向かったのは新大阪

スタバは混んでいたのでドトールの泥水をすする

本当はたこ焼きを食べていくつもりだったが昼飯が重すぎて食べる気分にならなかった

 

新幹線に乗り無事神奈川へ帰還

体力的にはまだまだ続ける余裕があったがこのご時世限界を迎えてからでは遅い

欲張ればもっと観光する余地があったかもしれないが体に気遣い過ぎるくらいがちょうどよかった

目的の薄い旅であったがやりたいことが全て叶う環境下ではないので過度に期待せず目当ての食べ物が食べれなくて悲しむ程度の旅で良かったのかもしれない

社会人になるまで2か月を切った

残る執行猶予期間も自由に生きられるよう努めたい

 

おわり