ひでんマシン5

9年分の豆知識です。

整える時間はないので許してください。

 

3/20

今期のキュードラは革命的です。初動が引けなければマリガンをすればいいですし、コッソリ《ミラダンテⅻ》が抜かれているなんてこともない。マリガンとBAN公開を導入した今、キュードラにおける初手事故は無くなったといってもいいでしょう。経験豊富な町田民であれば、このルール下で3tスタートできないデッキをまず組みません。上手いこと初動を減らし、空きスロットでデッキパワーを高めているでしょう。これからのキューブドラフトはお互いに3ターン目に動ける事を前提にカード評価を下す必要があります。

実はこれ、キュードラの根底を覆すレベルの変化です。いままでデッキ構築に必要だった”事故らないデッキづくり”というスキルの重要度が下がりました。デカブツ取り過ぎて初動なくて負けみたいなデッキはほぼ作られません。先日の試合内容を振り返っても動けなくて負けた人というのはいないのではないでしょうか。ブーストから大型を投げるデッキにとてはデカすぎる追い風です。

対照的に逆風に飛ばされて存在しなくなったデッキがアグロです。小型デッキの強みは序番で事故らない再現性の高さです。低コストを厚めにとることで確実にアクションを起こし、相手の事故咎める。甘えたデッキ構築している奴に高確率で勝てるところがアグロの強みです。しかし、このストロングポイントはマリガンによって打ち砕かれます。今は誰もが事故らない時代です。マナ加速だけでなく優秀過ぎる3コストクリーチャーも増産されています。初動を減らせる分、シノビやシールドトリガーは以前よりも受け入れやすいです。中盤以降のデッキは初動を確保し易くなっているのに、こっちは盾に事故らされやすくなっている。そりゃツルーマン返せません。今のアグロにできることは低コストクリーチャーを最低限に抑え、上からSA投げ続けるしかないでしょう。

 

3/22

ガシャゴズラもキツイです。一見クソつよ3コストが増えてハッピーかと思いきや、彼らの単体性能が高すぎて手元に集まってきません。また、増加した3コストたちは多色ばかりなのでカラーリングも定まりにくいです。

 

3/30

3コストが充実したことにより、クリーチャーをしばける4コストの価値は上がっています。というか取れないと後手で死にます。3コストクリーチャーの質が上がるということは先手1点入れる率が増えたということなので。私のお気に入りは《オブラディ・ホーネット》、《パーフェクト・ウォーター》、《オンセン・ディス・カイザー》、《デッドリーキーパー》です。

特に《オンセン・ディス・カイザー》はハンドを整えられてフィニッシャーにもなる最強格のカードです。

低コストカードを減らせるようになり、デッキの密度が上がったので、相対的に低コストハンデスの価値は上がっています。低マナで動けるカードが減ってデッキが重めになっているからです。また、強力な多色カードが増え、ハンドがダブつきやすくなったことも追い風です。先行の《ザビバレル》でさえ結構嫌な気分になります。

シノビは本当に重要です。3コストが増えて序盤に小突かれることが増えてきた今、シールドトリガーに命を預けるのは危険です。ただ、《ツルーマン将軍》のような以前はフィニッシュ時に踏ませても役に立たなかったトリガーが有効に働きやすくなっています。シノビを抱えるためにはドローソースを確保しなくてはなりません。中盤戦以降はいかに盤面を保持しながらハンドリソースを稼げるかの勝負になります。一度使えばリソースを考えなくて良い《ハッスル・キャッスル》 と《サイバーダイスベガス》は未だにチートカードです。


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デッキを組む時に考えたこと

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1stで《ハッスル・キャッスル》を取れたのでシノビ厚めのデッキを組みたかった。白抜きになったのは質を選ばなければデカいクリーチャーを沢山取れるから。途中で《サイバー・ダイスベガス》も来たので単発除去を多く取ってリソース勝ちを目指す形に。白抜きは盾を増やさないので序盤に小突かれるとキツイ。なので低コストで盤面取れるカードは積極的に取る。ギャラクシールドのヤツとかも取る。

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なんか忘れたけど単色の枚数はめちゃくちゃ意識して取った気がする。10マナの青いヤツとか色だけのために入れた。ハンデス多め。


どっちのデッキも単色は20枚以上取っているし、ドローできるカードとハンデスできるカードは入れている。《ハチャトゥリアン》のような一枚で最強格のカードは取れていないが、上手いこと2-1ができるデッキになった。